|
氷見の市街地西側の小高い丘に、朝日山公園があります。この公園は100年ほど前に日露戦争の戦勝記念に公園として整備されたものと、いわれております。この公園の展望台からの眺望はすばらしく、晴れた日には市街地の先に富山湾、その先には立山連峰の3,000m級の山が聳えていています。この公園は桜の名所として知られ、花見の頃には、沢山の人で賑わいます。またつつじの名所でもあります。 この公園の中央部の広場に、神武天皇の銅像が建てられており、この銅像の周りに十数本の松ノ木が植えられております。名前は「うつくし松」と言います。大変珍しいものだそうで、同じものは滋賀県湖南市に自生していて、これは国の天然記念物に指定されています。 今、氷見ツバキ愛好会の水上俊正会長が、この松を市の天然記念物に指定してもらうように市に働き掛けています。市の審議会では、この松が元々この地に自生していたのかどうか判らない、と云う理由で保留になっています。でも水上会長は銅像から数十米離れた同公園内に、うつくし松の老木が有るのを見つけて、ここに自生していたのではないかと思っています。また、この「うつくし松」を「多行松(タギョウショウ)」とも云われています、会長によれば少し違うようです。多行松は園芸種らしい。 水上会長は、椿は勿論のこと、いまこの「うつくし松」の保存と市の天然記念物の指定に情熱を燃やしています。 次回には水上会長のレポートを掲載します。 |
朝日山公園のうつくし松 |
神武天皇像とうつくし松 |
展望台から見た神武天皇像 |
|